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祖母サキコ超人伝説
我が家のご長寿さん、祖母サキコ。
今年の夏に、白寿を迎えます。


さすがに95歳を超えてからは病院のお世話になりがちですが、
その回復力、生命力、強運にはおどろくばかり。

祖母サキコは94歳のとき、娘(私から見たら伯母)を亡くし、
そのショックのせいか、95歳で直腸ガンが見つかりました。
しかし、ずいぶん良い位置にあり、開腹せずお尻から内視鏡でツルッと摘出。
転移もなく、無事帰宅しました。

97歳の誕生日前夜には、大腿骨骨折。
よせばいいのに、家族の役に立ちたいと洗濯物を取り込んだら足が滑って転んだそう。。
寝たきりを覚悟したものの、ロッキー並みにリハビリに励み、
三ヶ月後、歩いて帰ってきました。
杖をつけと言っても、すぐにどこかに忘れて来る始末。
やれやれ、相変わらずです。

そして98歳の昨年末。
着替えようとベッドから立ち上がり、転倒。
手をついた途端、右肩を骨折。。
痛い痛いと大騒ぎになり、救急搬送されました。
こうした骨折はボルトを入れる手術をするらしいですが、
高齢者に麻酔は難しいとの話。

もう、骨はくっつくかどうか分からないし
ギブスをして大人しく車椅子生活をするしかない。
そうなると、やっぱり基本は寝たきりになるのかなあ。

でも、家族の諦めをヨソに、祖母サキコは「少しでも良くなるなら」と、手術・リハビリコースを選択。
術後1か月で腕を上げ下げして、もう不自由なさそうでした。。

そして、先日のこと。
腸閉塞を起こしてしまい、鼻から腸まで管を通されることに。
数日間、絶食を余儀なくされ、祖母がついにボケました。

「捕まるから逃げなさい!!」
見舞いに来た家族を逃がそうとします。
記憶が戦時中まで戻ってしまったのです。

暗闇で空中に向かい、ぶつぶつ喋り続ける祖母サキコ。
看護師さんをつねったり、チューブを抜こうとするから拘束されてしまいました。

それを見た家族はショックを受け、 「もう諦めるしかない」と、妹が泣きながら電話をしてきました。

でもなあ。。
私には、あの祖母サキコがこのまま終わるとは信じがたい。
戻ってくるんじゃないか?と、諦めずにいたところ、
やはり、期待通り3日後に生還したのでした!

自分のせん妄などつゆ知らず「こんな夢を見た」と、ボケていた間の話を披露したそうです。

でも、拘束されていた時のグローブを見つけた時は、
「こわい!夢に出てきた手袋が、あそこに見える!」 と、ホラー並みに戦慄したそうです。

私が見舞いに行ったら、
「コロナが移るから出歩いちゃダメ!」
「手洗いうがいとマスクをして!」と逆に心配されました。

枕元には、週刊誌と虫眼鏡。
ニュースは頭に入っているようです。


祖母サキコには、まだまだ超人伝説を更新してもらいたいです。
author:藤井香織, category:覚え書き, 16:26
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あったかいもの。
ある方の短編ドラマを書かせていただくことになった。

ひと月前に、心が無になるような一件があったこともあり、
今回お声をかけてもらった時は、内容も聞かず、即お引き受けした。
が、蓋を開けたら、私が大好きな方の自伝だった。
神様はいる!!

しかし、短編とはいえ、誰かの歩んだ道を描くということに少し身構えるところがあった。

いいドラマにしなくちゃ。
OKしてもらわなくちゃ!

鼻息荒く意気込んでいたら、その方に
「あったかいものを作りましょうね」とお言葉をいただいた。

「あったかいもの」というのが、お人柄を表しているようで、
とても気持ちがホッコリしました。

あたたかいものを作る。
年始の目標ができました。

今年はたくさんの人に出会えて、いい年になりました。
どなた様も、メリークリスマス!!
author:藤井香織, category:覚え書き, 17:01
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リアルとフィクション

最近、生涯一度あうかあわないかの出来事に遭遇した。

日ごろフィクションを考えているけど、これは、なんの展開も展望も見いだせないリアルな出来事だった。
誰も悪くないし、みんなで事故にあったようなもの。
ゴールめがけて全力疾走したら、全員で見えなかったガラス戸にぶち当たったような感じ。
悲しみとも怒りとも違う、無に近い感情。
と、いうか、あまりのことに感情が何も湧かないのだ。
やるせない、とはこんな時に使うのかもしれない。

そんな10日余りを過ごし、色んなことを感じた。
なにか起きた時の反応、その後の対応で人の素養や本質が見える。
おおげさに言うなら、生き様が見える。
自分の考えかたの芯が見えたような気もする。

ただ、身に起きたことは引き受けていきたい。
なんだか腹が据わった2019年師走のはじまりでした。

author:藤井香織, category:覚え書き, 19:00
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令和がんねん。

4月の終わりは、大みそかみたいな気分でしたね。

新元号発表を見守り、「れいわ」って音はいいよねー。

とか言っているうちに「令和」時代に突入。

 

昭和、平成、令和…三世代も生きていることを噛みしめていたら、

祖母サキコからお便りが来ました。

この人は、大正、昭和、平成、令和と生きているのでした。

 

ニュースには、明治、大正、昭和、平成、令和を生きているご長寿さんが出ていて、

人間のパワーのようなものを感じました。

 

元号は日本独特のものだし、今は西暦表記が一般的だから興味ない!

という、トンガリ意見も目にしましたが、

新たな気持ちになれる節目があるってことが、なんだか私には心地よく思えました。

 

8か月しかない令和がんねん、

心新たに頑張ろうと思います。

(て、もう20日過ぎてるけどね)

author:藤井香織, category:覚え書き, 19:03
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ゆく年、平成三十年楽しかった記録

年末は、やたらと平成最後と銘打ったタイトルを見かけましたね。

個人的には、
平成最後の何か!という気合いの入る話題はなく、日々が淡々とすぎ、
平成最後のハロウィンには、なんの祭りだっけ?と改めて疑問を抱き、
平成最後のクリスマスには胃痙攣の家人を救急搬送し、
平成最後の年賀状はあきらめて発注すらせず、
とにかく、平成最後のホニャララはわたしには、いつも以上に日常でした。
(さすがに救急搬送は日常外ですが…)

しかし、昨年はお友達の皆さんのおかげで新たな趣味に目覚めた一年でした。
パッとしない時、楽しい事をたくさんもたらして下さった方々に感謝です。

平成最後の秋から冬、楽しい思い出を記録して、リア充自慢しときまーす。

着物で浅草へ。
門前仲町へ。
恒例の酉の市へ。

初の歌舞伎座へ。

坂元裕二先生にサインを頂いたり。
探索したり。

パフェをたべたり。
美女たちにお話を伺ったり。

手作り作品を頂いたり。

猫居酒屋で忘年会したり。
※他猫の空似
クリスマスケーキを頂いたり。
※こっちはウチの猫

通りすがりにパシャ。

今後も日々を大切に暮らしたいです。
平成三十一年と新時代がよき歳になりますように。
author:藤井香織, category:覚え書き, 23:55
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真夜中のファンタレモン

酷暑なので、あまり飲まないジュース類も今年は多く飲んでしまう。

あまり見かけないファンタレモンを見つけると、父を思い出す。
(ちなみに父は存命、いまも元気いっぱいです)

血の気が多く、言葉も荒く、笑わない父は、かつて近所の子供に『ダイモン』と囁かれていた。
ダイモンとは、ドラマの西武警察に出てきた、角刈りにレイバンのサングラスで機関銃を撃ちまくる、渡哲也さん演じる大門刑事である。

父は躾も厳しかった。
箸の持ち方が悪いとど突かれ、
早く寝ないからとど突かれ、
字の大きさを揃えて書けないとど突かれ、、、

まあ、よくど突かれた。

ある晩、夜中に目覚めたとき、父がファンタレモンを飲んでいた。
いいなー、ずるいー
と、言ったら『素直さがない!』と怒鳴られた。
夜中に大声で、である。

私にもちょうだい、と素直に言うべきだ!
というのが、父の言い分だ。

私も頭にきて『いらん!』と言ったら、またど突かれた。
今思うと、強情な六歳児である。 えー、じゃあちょうだい!
と言えば済んだだろうが頑なに拒否して、可愛げがない!と、ど突かれたのだ。

いま、ファンタレモンを見かけ、ペットボトルでガブ飲みしたら、
大人になった達成感をかんじる。


だけど、自由にジュースを飲めない子供が、
夜中にひとくちもらうファンタレモンは、きっと格別な味だったかもしれない。

あのとき、ちょうだいと言っても良かったのかもしれないなあ。
私も歳を重ね、丸くなったものである。
author:藤井香織, category:覚え書き, 14:44
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一周忌がすぎて。
友だちが旅立って1年。
みんなで集まる機会が増えた。
もう老けることはない彼女だが、誕生会など開いて、われわれ同様、歳を重ねてもらう。

「若くして逝ってしまうと、無念だろうけど、こうして皆んなで覚えてるから存在は死なないね。
最後の1人になると、そうはいかないからなぁ」
と、1人の友人がのたまった。

人は、いつまで、どこまで生きるかわからない。
長く生きることは喜ばしいが、短くともその人らしく生きられたら人生は意味深い。

亡き友だちのおかげで、新たに想いを共有できる人たちが増えた。
主役不在は淋しいが、また亡き友だちを肴に呑もうと約束した。

偲ぶ会帰りの空。
author:藤井香織, category:覚え書き, 19:00
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ヤングマンのころ。
西城秀樹さんが亡くなられ、衝撃をうけております。
幼少期のスター、ヒデキ。
バーモントカレーといえばヒデキ!
広島の西城出身だから西城秀樹!
とにかく、悲嘆に暮れました。。。

そんな折、かつての役者仲間と16年ぶり?に再会。
ヒデキ追悼で、懐かしすぎる写真をいただき、若き役者時代を振り返りました。

当時、手づくりしたヤングマンの衣装。
この写真、やたら古く見えますが平成です!
白シャツと白パンツに、ペンキでペタペタと色柄を塗りました。
大雑把ですが、我ながら会心の作!


※モデルは当時の役者仲間・H氏。
顔切り掲載にご了承いただきました。わかる奴にだけ分かれば良い(笑)

ちょっとしたウケ狙いにも、全力投球したあの時代。 振り返って笑える過去があることが嬉しいですね(^。^)

ヒデキ追悼の再会。
歳を重ねるのも悪くないわ。
みんな、ちゃんと大人になってるから、私も頑張りまーす。

西城秀樹さま、想い出をありがとう。
author:藤井香織, category:覚え書き, 22:40
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コムズフェスティバル☆80人強でラジオドラマを聴くの巻

過日、愛媛県松山市で行われた「コムズフェスティバル」

松山市の男女共同参画推進財団さんによる、年に一度の大きなイベントで、

市民の生き方、働き方、暮らし方をについて考える様々な催しがあります。

前日には作家の鈴木おさむさんが「子育て」についてお話しされ、大盛況だったそうです。

イベントの分科会のひとつとして、レインボープライド愛媛さんが企画された、

”FMシアター『息子の初恋』をみんなで聞いて、語らおう”という催しに、

ディレクターの余座まりんさんと登壇しました。

作品を80名強のみなさまと一緒に聴く、という、貴重な場。

聴いてくださる方の生の反応、空気を感じることが出来ました。

ドラマを聴いた後は、感想をいただきながら、トークショウを展開。

レインボープライド愛媛の代表・エディさんの司会進行で、

制作についてのお話し、マイノリティについて、それを扱う最近のドラマ事情等々。

放送部の高校生たちからも、熱意ある質問を受けました。

この放送部の方々は、今年放送コンクールのラジオドラマ部門で受賞されています。

全国第三位!!偉業をなした若者たちです。

発信することへの意欲と、意識の高さに心が現われ、私も背筋が伸びました。

親の視点、年配の方の視点、若者の視点、当事者からの視点・・・

いろいろな感想や意見交換があり、とても豊かな会でした。

『息子の初恋』作詞原案の前川竜也さんの原画展もありました♪

優しい言葉と繊細なタッチで描かれてます(*^_^*)

イベント終了後は、レインボープライド愛媛さんの虹力スペースにて、懇親会を。

ナゾのメニュー誕生!「カレーと麻婆豆腐のあいがけ」

小冊子「ホヤケン!」最新号の”揺るがない自分の作り方”をいただきました。

ドラマを書いててよかった〜!!そう思える1日。

人と人のつながり、心の豊かさを共有できる、素晴らしい体験でした。

ドラマをひとつ作ること自体、個人プレーでは成しえない作業なのですが、

今回の「息子の初恋」では、もっとその先の広がりを感じました★

※地方紙にも載せてもらっていたらしい!

今回のラジオドラマは、このイベント企画もあって、愛媛県内での再放送が決定!!
AMラジオで、また広く聞いてもらえます。

2018/2/5(月)−2/8(木) R1 17:00〜17:55
NHK松山「ラジオまどんな」内のコーナーで4日に分けて放送されるそうです。

(ネットのらじるらじるだと県外でも聞けるようです!!朗報☆)

イベント参加できなかった方はぜひ聞いてみてください(^.^)

長文すみません☆

author:藤井香織, category:覚え書き, 16:23
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2017年 出会いとかお別れとか。

今さらですが、
旧年中はお世話になりました。
2017年も出会いがたくさんあり、描くたびに発見がありスリルとときめきに満ちていました。

松山のレインボープライド愛媛さんにて。

栃木の高校生たちとの楽しい1日もありました。

オーディオドラマの収録現場。

殺陣とダンスの舞台を書きました。

生徒さんたちの熱意あふれる舞台!

FMシアター「息子の初恋」放送を祝して?松山に凱旋しました。

みきゃんちゃんポスト。

憧れの伊丹十三記念館へ。

素晴らしい原作との出会い。

ポーランド製の靴を履いて収録へ。

秋は北海道・道東へもまいりました。

人や出来事、土地との出会いに満ちていました。


そして、訃報というお別れがいくつもありました。

恩師や知人、20年来の友人、実家の猫。

空に帰った22歳の猫は大往生でしたが、
その他の早すぎるお別れは、今でも胸をすく思いがします。



この世とあの世って何かしら?
命って何だろう?
亡くなった方の時が止まったこと、まだ時が流れている自分のことを考えて、たまに混乱します。



そして年明け早々の訃報。
きっと、たくさんの方がたくさんの想いを抱えていらっしゃるでしょう。

もっと近しい方の喪失感をおもうと、私ごとき、ですが、
少しだけ書き記したいのです。

あの日、真剣に取り組んでくださった収録のこと。
完ぺきな広島弁訛りを演じようと四苦八苦されたお姿。
いい本なんだよー!と宣伝してくださったこと。
またやろうぜー!と言ってくださったこと。

わすれません。

FMシアター「かぞくのたまご」収録日


深水三章さん、ありがとうございます。

author:藤井香織, category:覚え書き, 00:59
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