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- 『父の特権』配信開始
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2010.08.31 Tuesday春先に書かせて頂いた、明治座アカデミー制作のショートドラマ『父の特権』がネット配信されました。
私が最初に書いたシナリオは、結構ドライな家族関係だったんですが、色んな方が携わることで、大きな化学反応が起きた作品に仕上がっています。
いつもシナリオは独唱、作品は合唱だと思います。
合唱は、独唱とは全く異なる性質で、色んな声が合わさり、その歌声は集まるメンバーによって違います。
合唱の方が楽しいし、手間ひまお金もかけてもらえるので、大切な機会です。
わざわざシナリオ変更点のご事情をご説明下さり、お気遣い頂いた監督には感謝です。
今回は役者さんを変えて、同じ作品を2パターン作っているので、一つの台詞やト書きの捉え方も人それぞれ。
思わぬ方向に捉えられた台詞を、受け手の役者さんがキャッチすることで、ドラマの中の新たな関係性が築かれていくんだなと思いました。
一作品10分少々のドラマです。
お時間があったらご覧になってくださいね。
- 脳みそでんぐり返り。
- 難解!
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2010.08.15 Sunday
池袋のメトロポリタンで、毎夏開催されるミステリーナイト。
今回もタイトルが荘厳で
「崩れゆく摩天楼〜ゆえにその名をバベルと呼ぶ」
なんともミステリーらしく物々しい!!
ミステリーナイトとはザックリ言うと、犯人やトリックを当てる演劇。
でも芝居を観ただけでは全く分からん!
たくさんのヒントを見つけ、ひもづけて、推理しなきゃなりません。
観客の皆さんは探偵となり、夜を徹して捜査するわけです。
今年は「イーピン光線」で共演した牧田氏とメイビが出てる上に、再現番組でいつもご一緒してはお世話になってた廣澤姉さんも出演。
ワクワクしながら関係者席から拝見しました。
今年は、いや、今年も難しい!!
明朝の解決編は拝見できないため、モヤモヤ。
本来は考えることに意義と面白さがあるんですが……ズルしちゃいました。
帰り際、コッソリ教えてもらって、スッキリ。
もちろん、私には解答権はございません。
作る頭脳、解く頭脳。
今、池袋に賢い脳みそが集まってます。
- ドーピング。
- 氷の山に挑む。
- 「父の特権」撮影現場を見学。
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2010.08.01 Sunday春先に書かせてもらったショートドラマ「父の特権」。
今日はその撮影にお邪魔しました。
シナリオを映像化して頂くのは二回目ですが、改めて自分が書いた文字の向こうにたくさんの人が関わることを実感。
例えば照明さんは肉眼では気づかない影や反射を見逃さず、メイクさんはシュシュの角度まで計算し、音声さんは鳴きやまない蝉を襲撃(笑)
演出は、楠田泰之監督。
かつて私がハマった「もう誰も愛さない」や「毎度お騒がせします」を手がけた方で、演技指導の言葉選びも丁寧で作品作りに愛情いっぱい。
かつて中山美穂や吉田栄作も新人時代、この懇切丁寧な指導を受けたんじゃないかしら?
田上香織時代にお会いしてたら、大根役者の私も少しは上手くなったかも?!
今回はダブルキャストで2つのチームが演じてくれました。
同じ作品でも、キャストによって別の色合いになります。
Aチームの役者さんと監督+私。
こちらはBチームの役者さんと監督+私。
ト書きに「笑う」と無責任に書いても、役者さんにより「笑う」は様々。
いい加減には書けませんね!背筋が伸びました。
完成が楽しみです。
「父の特権」は8月下旬、明治座アカデミーHPでネット配信予定です。