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- 新しい扉。
- 再会、再開。
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2011.03.22 Tuesday劇作家の滝本さん(関連日記)に久しぶりに会った。
やはり話題は地震について。
あれから一週間以上たち、人によって感じ方も様々。
その様々も語らう。
そんな話から、これからについて話題は移ろい、あっという間に日暮れ。
出来ることがあるなら、やらないと。
そんな話題で締めくくり、状況を言い訳に筆を止めていたけど、いい加減再開しないとね。
滝本さんからお祝いを頂いた。
こんな時だけど、やはり嬉しい。
滝本さんは、数年前にすでに同じ賞を受賞している。
なんだか不思議なご縁。
いつも細やかな気遣いをくれる京女・滝本さん。
ありがとうございます。
- 左手でパンダ。
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2011.03.17 Thursday地震以来、初めて友人に会いました。
やって来た天才りえこは、右肩を痛めており、スプーンで食べられる料理がリクエスト。
スープ屋にいきました。
地震と同時期に痛めた右肩は、とても辛そうでしたが、
痛めた理由は地震と何の関係もないのが彼女らしい。
やはり地震について語らい、その後はこれまで聞いた面白いラジオドラマを教えてもらった。
途中、グラグラと余震が来たけど、地震が多い街で生まれた天才りえこはとても冷静。
話題は再び地震について。
天才りえこの住む街は、とりわけ買い占めがヒドい様子。
食パンを求めてさすらう日々が続いているようです。
帰りがけ、天才りえこがお祝いをくれた。
私が好きなイズミヤのクッキーでした!
左手で器用に書かれたパンダとお祝いの言葉は、とても心にしみました。
ちなみに天才の非常持ち出し用袋には、小さなパンダが入ってるそうです。
カバンに一つだけ、心が潤うものを入れておく。
天才流儀です。
- こんな時に佳作受賞。
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2011.03.16 Wednesday地震から5日。
被災地の状況、原発の被害がまだまだ心配な今日この頃です。
あの地震の日に届いた書面は、ラジオドラマの佳作受賞の通知。
こんな時にそれどころじゃないだろうな。
と、ほとんど人に言ってませんでした。
その時点ではまだ、受賞パーティーが開催予定と聞き、
こんなときに不謹慎だけど、せっかくだから有り難く楽しませて頂こう。
と、思ってました。
しかし、こんな事態にパーティーしてる場合じゃない!
日本がどうなるか分からない危機に、お祝いはないだろう。
そりゃそうだ!!
やはりパーティーは中止。
受賞が取り消されたわけじゃないし、ヨシとしなければ。
ひっそりと写真と記事が載るようです。
それはまた、追ってお伝え致します。
また昨夜は新たな地震がありました。
被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます。
- 被害。
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2011.03.14 Mondayうちの外には、日常が戻っているけど、近い場所で悲劇は続いている。
街が津波に飲まれた場所。
原発事故が発生した場所。
地震から数日たち、二次被害が深刻になっている。
うちの近所は買い占めが始まっており、
残り数個の品物に手を伸ばしてる複数の人たちを無視して、
全て1人で買い占める人を見て、仕方ないけど浅ましいなあと思いました。
今のところ、私の周りは輪番停電や電車混雑以外に変わったことはありません。
ひどい被害に遭った地域を思えば、被害とは言いません。
これまでの暮らしは、当たり前だと思っていたけど、明日なにが起きてもおかしくない。
日常が愛おしくなる今日この頃です。
- 地震があった日。
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2011.03.13 Sunday数日前からあった小さな揺れが、こんな大地震になるとは。。。
東北方面の大きな被害にお見舞い申し上げます。
私は初めの地震がきたとき、会社のお使いで渋谷の法務局にいました。
危ないからと、外に出され(それも危なげ)、立ってられない揺れを、
道路脇の電機盤?に捕まってしのぎました。
悲鳴あげて号泣する外国人女性がいたり、
跪いてお祈りしてるオバサンがいたり、
向かいのNHKからはカメラを担いだ人が出てきたり、
パニック映画みたいでした。
その後、会社に戻ろうとしたらまた地震。
パトカーが人の波を羊飼いのように、代々木公園に誘導しています。
美容院から、パーマをかけている途中らしきお客たちが、ゾロゾロ出てきていました。
避難する人の波を逆行し、帰社。
戻ったら、みんな心配しててくれました。
大きな揺れだったけど、大した被害を見かけることもなかったから
『めっちゃ悲鳴あげて号泣してる人がいましたよ!』なんて、ふざけた態度で笑ってたら
会社のマトモな人たちは『笑えない…』と引いてました。
その後も五分に一度はくる余震に怯える人に『車酔いするタイプ?』と下らない質問してしまいました。
深刻になるよりいいかと思いましたが、あとでニュースを見たら、東北は惨事。
私は頭オカシイと思われたかも。
帰宅難民で会社にとどまっていましたが、遅い時間に復旧した電車で、途中まで帰ることに。
殺人的に混んでいましたが、動くだけ有り難い。
深夜に1人歩くのは不安でしたが、周りにはたくさん人が歩いていて、心配無用。
家は食器が割れたり、棚が寝床を襲っていたり、耐震を甘くみたツケがまわってました。
今後は考えねば。
安否確認や連絡を下さった方々、ありがとうございました。
余震が続いてますから、気をつけましょう。
- 真面目に『平成ジレンマ』
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2011.03.10 Thursday私は子どもの頃、わるさをすると
『戸塚ヨットスクール入れるよ』
と親に脅されたことがある世代です。
1980年代初頭、戸塚ヨットスクール事件があった。
当時幼すぎて事件の概要など知らず、
海に憧れた若者たちがリンチに遭った事件だと勘違いしていた。
後に『不良が入って更生するとこ』と聞きました。
そもそも戸塚並みのゲンコツを飛ばす父に育てられ、
わざわざ入校する必要はありませんでした。
そんな戸塚ヨットスクール校長・戸塚宏さんを追う『平成ジレンマ』というドキュメンタリー映画を鑑賞。
逮捕から判決まで20年近くかかり、実刑6年に服したあと、
再びた戸塚ヨットスクールを今も運営している。
もちろん体罰・監禁はなし。
入校生は高年齢化し20代が大半。
問題は非行から引きこもり・ニートに変わっている。
行き過ぎた体罰はいけないかもしれないが、
厳しさのない教育で、子どもたちは人格形成がしづらくなっている。
目標もなく、常に逃げの姿勢をとる子どもの姿は見ていてつらい。
戸塚校長は、逮捕され、悪名がとどろき、非難の中も尚、若者の更生を目指している。
その精神力に感服。
じいさんがこんなに戦ってるのに、若者たちは何なんだ!
全員にあてはまる公約数の教育はない。
でも、教えられなければ成長はしない。
個性を尊重、という言葉の上に、常識が置き去りにされている気がします。
一面的なマスコミ報道の罪も感じます。
亡くなった方がいるので、面白い!というのも不謹慎だけど、
教育現場に関係ない私も、現代の教育崩壊に危機感を持ちました。
今も昔も、戸塚宏は生きる術を教えようとしているように感じます。
見なければ、なんのこっちゃな日記ですが、
『平成ジレンマ』機会があればご覧下さい。
- パワーバランス。
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2011.03.08 Tuesday過日。
歌舞伎町のラーメン屋にて。
となりに座ったジェロ風黒人男性が、席につくなり、
『おいコラ!店長呼べよう!』(超日本語)
と、お水を出してきた、ひ弱メガネ男子に怒鳴りました。
となりにいる私も鼓膜いてー。
ひ弱メガネくん、早く店長呼んできて〜。
メガネ『私が店長です』えー!!大丈夫かしら?
ジェロ男は、机に携帯を乱暴に投げ『じゃ、お前充電しろ』と命令。
たいしたミッションでもなく、なんで力いっぱい怒鳴ってんのかナゾ。
メガネ『申し訳ありません、出来かねます』
なかなか毅然とした若者です。
が、ジェロ男の憤りは高まるばかり。
『なんだよ!千円やるから充電してこい!』
……金額の問題ではありませんが、態度のわりに提示金額がせこい。
メガネ『そちらも致しかねます』(きりっ)
ジェロ男は、机をダーン!
『ムショの方が使えるなあ!』
と、連れのヨレヨレ爺さん(ホントに全身ヨレヨレ)に、話し掛ける。
ヨレ爺はふがぶがと一言。
『酎ハイ、一番安いやつ』
メガネくんはオーダーを書き取り、俊敏に厨房に戻りました。
ジェロ男は店内に響く声で
『風邪薬より覚醒剤のほうが効く』
など、ヨレ爺に語ってます。
あまりのうるささに私の鼓膜限界。
ジェロ男を止めてよ、ヨレ爺!
ずーっと黙っていたヨレ爺は運ばれてきた酎ハイを前に笑顔。
興奮高まるジェロ男にふがぶがと一言。
『飲めや』
ジェロ男、黙りました。
メガネくんに充電を拒否られ、ヨレ爺に軽くいなされ。
一番ガタイもよく、大声でイキがるジェロ男、実は一番弱いのか。
ちなみにヨレ爺、前歯は二本しかありませんでした。
- マイペースを保ちたい。
- 預言カフェ。
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2011.03.05 Saturday天才りえこが『預言カフェ』なるものの情報を持ってきた。
日頃、信仰心が薄く、 最近は占いも見ない私だが、近場にある不思議スポットに行ってみることにした。
キリスト教を母体とした預言らしく、ノストラダムス(古い)みたいに恐ろしいことは言わないらしい。
前向きな話なら聞く耳を持てそう。
カフェはかなり盛況で、並んでいた。
やはり女性客ばかり。
たまに彼女につれてこられた青年が居心地悪そうにしている。
私たちも少し待って席に座った。
シンプルな店内は、無印カフェみたい。
運ばれてきた珈琲は、こだわりの専門店と同じ香りがしました。
とにかく旨い!
天才りえこと『誰に預言されるのかしら?』と、ドキドキ。
珈琲を運んでいたウエイトレスさんが、すーっとやってきてテーブルについた。
『こんにちは』
一見、おっとりした普通の女の子だ。
つけまつげもしている。
最初は天才りえこの横に預言女子が座った。
おもむろにカセットテープの録音ボタンをおす。
(預言は録音してくれるらしい)
『主はあなたを……』
神々しい言葉で始まりました。
次第に早口になり、ぶつぶつつぶやく預言女子。
天才りえこは『新しいこと』というワードをたくさん言われてるように聞こえた。
預言が終わると、預言女子は『スミマセン、水を飲んできます』と行ってしまいました。
確かにすごい早口だから、のど乾くかも。
再び、預言女子が現れ、天才りえこと同じように、おもむろに録音ボタンを押した。
『主は言われます。若い娘よ、私はあなたを愛しています』
人づてに、神様に告白されました。
神様は、よくやっていると褒めてくれ、進むべき道を示してくれるそうです。
途中、預言女子が
『なんか、ホントに、なんかなんか……』
と、同じ言葉を繰り返すと思ったら、預言女子フリーズ!
一瞬、何かと通信しているかのような間があり、急に早口速度アップ!
実際、録音したテープを聴いたら、その付近はテープが伸びたような変な音になっていた。
預言女子に何が起きていたんだろう?
私は楽しくて面白い新しい体験で満たされ、
過去のギザギザは癒やされ、フレキシブルに話をする事で、
人々に希望を与えるんだそうです。
ポリアンナ症候群に、ますます磨きがかかりそうです。
ちなみかに預言カフェは珈琲750円〜。
カフェラミルくらいのお値段で、ロータスビスケットと預言付き。
高田馬場にあります。