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- 恩師の訃報。
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2012.07.26 Thursday私には、有り難いことに、お世話になってる方々はたくさんいる。
多方面から教えていただく方々もたくさんいて、恵まれていると思います。
でも、一番はじめにシナリオを教えてくれたのはゼミの先生。
この方は、どちらと言えば、講師的にも社会人的にもファンキーで、パンチのある先生でした。
テレビの書き方が分からない、と言えば『そんなの、分からなくていいわよ』とくわえタバコで言い放つ。
下手なものを書いて、ゼミでバッシングの嵐でも、助けない。
誰かが手ぬるく誉めると『具体的には?』と、突っ込む。
偏った意見を堂々と言い、人の悪意や嫉妬を面白がる方でした。
先生が特別に設けた課題は『ジェラシー』
結局、私は書かずじまいでした。
そんな先生が、実はご病気とは知らなかったから、退職される時も
ノンビリされるんだな。くらいにしか思わなかった。
だって先生は
『あたし、全然大丈夫なのよ〜来月復帰してもいいくらい』
と、またタバコをくゆらしながら笑っていたから。
受賞してもオンエアされても、連絡ひとつしなかった。
だって先生は、他人に興味ないからね。
でも、それを少し、後悔しました。
去年、人づてに私の受賞を知った先生は、私を覚えていました。
忘れてしまうご病気だったのに。
『もう連ドラくらい書いてるかと思った』と、一言。
すいません、そんなとこまで手が届きません。
あの時、すぐに連絡すれば良かったと、訃報を聞いて反省しました。
遺影を前にすると、タバコを平然とパスタ皿に落とす先生を思い出した。
先生!灰皿はこっち!
と、慌てましたが、ご本人は『あらあ、間違えてる』と笑ってました。
とんでもない先生だった。
テレビの書き方が分からないのに『分からなくていいわよ』って、どういうこと?
でも、私の書く悪意ある人物だけは気に入ってくれた。
いま、全然違う物を書いてます。
と、つぶやくと『もうちょっと頑張った方がいいんじゃない?』と笑われた気がする。
だから、やっぱり泣きました。
みんなで献杯したら、先生がいつものように遅れて来る気がした。
それぞれの小さな思い出が、ふつふつ湧いてくる。
個性的で、とんでもないけど、私の初めの先生。
感謝しつつ、ご冥福をお祈りします。
- 『死刑弁護人』
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2012.07.21 Saturday友達の山田さんからチケットをいただき、ドキュメンタリー映画 ">「死刑弁護人」を観た。
この弁護人・安田さんは人は更生すると信じていて、死刑廃止論者だ。
でも、廃止論のための活動ではなく、真実を明るみしたい、という想いから受刑者の弁護をしている。
世の中の事件は、隠蔽された真実や捏造されたケースもある。
捏造から冤罪なのに死刑が確定した不幸もある。
観ていくうちに、生きることが償いとなる受刑者もいた。
安田さんが真実によって犯罪を犯した人の心に迫り、受刑者は自分の罪を本気で償おうと思い始める。
でも、そうじゃない気がする受刑者もいる。
死刑制度については、私は勉強不足でどっちだと答えられないが、
安田さんは生きていないと贖罪は出来ない、と言う。
でも、全員が更生するのだろうか?
そのことをどうすれば信じられるのだろうか?
見終わってもその疑問が残っている。
人を信じる力が相当強くないと、ここまで出来ない。
ただひたすら、その心の強さと使命感に感服した。
- ギャラクシー、目からウロコ。
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2012.07.15 Sunday先週末、ギャラクシー賞を聞いて語る会、に、参加した。
毎日放送が受賞したラジオドラマ『鉄になる日』を聴くのが目的。
ニッポン放送のめちゃくちゃいい音響の中で聴いたこの作品、すごいド迫力!!
自分が戦闘の真っ只中にいるような臨場感でした。
普段は出来ないラジオドラマの味わい方です。
音使いで、世界がいくらでも広がるのは、ラジオドラマの強みだと体感しました。
さて、もうひとつ、というか、もうお一方の受賞は、ニッポン放送『ミュ〜コミ+』のパーソナリティ・吉田尚記さん。
AKBラジオドラマ劇場の後、24時〜のバラエティーで、拙作の流れで聴いていた番組ですが、、、
吉田さんのお話は本当に面白い!!
ツイッターを駆使して、たくさんのリスナーと同じ空間にいるかのごとく、番組を展開。
この日、ご自分の番組録音を流しながら、コメントを話し、ニコニコ生放送も同時配信していた。
すると、会場で話す内容に、リスナーからドンドン返信やツッコミが入る。
オンタイムで話題を共有していく吉田さんの物凄い瞬発力は圧巻!!
その発想はどこから?
ラジオの未来は?
色んな質問に軽やかに、
鮮やかに答えていく吉田さん。
『写真は撮った瞬間が一番観たいとき。デジカメはその欲求を叶えた』
という広告コピーと同じように、番組も今届けたい!
そんな時間をリスナーと共有している気さくな吉田さんはファンもいっぱい。
いつの間にか、会場全体と放送を聴いてる全員で吉田さんと話しているような雰囲気になった。
ラジオパーソナリティ、とはよく言ったもので、この楽しい空気感を一気に発信できる吉田尚記さんそのものが、ギャラクシー賞なのだ。
吉田さんは携帯のテレビ電話を例に挙げ
『音声通話は依然として優勢。音で情報を得ることは必要とされてる限り、ラジオは消えない。新しいツールを使って、ラジオを身近に思う若者は増えていくはず』
と、楽しそうに未来図を語った。
ドラマを書く上だけでなく、常識が広がる数時間だった。
ラジオ、本当に奥深い。
- AKBラジオドラマ劇場『水着に愛を!』
- AKBラジオドラマ劇場『何億光年の光』
- 同い年の新居
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2012.07.02 Monday今回の引っ越しは固定費節減のため。
以前の家は割高で、引っ越し時には雨漏りの痕跡が見つかる始末!
でも、長らく住んだ家とおさらばする時は、胸がきゅんとしました。
あー、この家でシナリオ書き始めたんだなー。
初めての授賞式も、初めての打ち合わせも、この玄関から出掛けたんだなー。
辛いことも嬉しいことも、たくさんあったなー。
……などなど、ガランとした部屋を見ながら、しばし思いを馳せました。
さて、新居はふた駅下って、ちょっぴり都落ち。
そして、同い年のマンション。
その割に、リフォームという整形と装飾が施され、ずいぶん若作り。
トイレなんて、新型ウォシュレットです!
でも、床に不思議なへこみがあり、和式便座だった過去を彷彿とさせています。
お風呂も頑張って、最新の給湯システム!
浴槽が、ほぼ正方形なのはご愛嬌。
窓があり、風通しがいいので、カビとは縁遠そう。
ただ、風通し良すぎて、冬場は凍死しないよう、気をつけねば。
全体的に、昭和仕様なのか、いろんな物が今の規格と違うようです。
作りつけの靴箱なんて、パンプスを箱ごと入れたら、扉が締まりません。
内寸、26センチ。。。
昭和の人は全員足が小さくて、これで十分だったんでしょうか。
ちなみに、棚板の位置が動かせず、ブーツは入りません。
雨靴以外のロングブーツは履かなかったのでしょうか?!
カーテンも、横幅が微妙に足りず、縦は少し引きずります。
台所は換気扇が低く、頭をぶつけないよう、要注意。
でも、日当たり良好、眺望良好。
どこにいても、風通しが良いので、サラサラした空気で快適です。
何年お世話になるか分かりませんが、ここでまた悲喜こもごも、色々な出来事に出会います。
良き住処になりますように☆
- 引っ越しました。
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2012.07.02 Mondayと、言っても、同区内ですが。
いろんなものを捨てた捨てた。
いま考えると、必要なモノまで捨てた気もします(^^;)
もっと頻繁に引っ越しすれば、身軽に暮らせるのかもしれません。
遊牧民気質の私には、敷金礼金手数料は特にニクい。こいつらがなければ、もっとアチコチに住めるのに!
でも、よーくわかったのは、近くても引っ越し作業の難儀さは変わらない、ということ。
そして、住処の形に合わせて、物入りなこと。
パオに住んでるわけじゃないから仕方ないけど。
引っ越し祝い、絶賛受付中!
支払いを知らんぷりされてるギャラの請求書に、上乗せしたいくらいです。(絶賛捜索中!)
それにしても、引っ越し屋さんの技術と力はすごい!
見た目は普通のスポーツマンなのに、妖怪並みの怪力です。
資料、本、書類などが入ったダンボールを3つ平気で運び、優しく床に措きます。
ちなみに荷造りした私は、持ち上げられない重さ。
さらに驚いたのは、大型タンスをベルト一本でベランダから一階に降ろしたこと!
しかも、一階住民が留守のため、垂直降下ではなく斜めに出しました。
ああ、すごい!
アップル引っ越しセンター、超オススメです。
(作業する人によるのかな?)
早く片付かないかなー。
……片付けなきゃ片付かないですね。